学会の参加費の決済方法はいくつかありますが、特に便利なのがクレジットカード決済です。しかし、クレジットカード決済サービスの導入は複雑そうで、ハードルの高さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。今回は、学会の参加費をクレジットカード決済にしたときのメリットと、決済サービスの選び方のポイントを解説します。学会参加費をクレジットカード決済にするメリット(運営側)銀行振込ももちろん便利ですが、クレジットカード決済にすることで学会運営にも参加者にもさまざまなメリットがあります。まずは学会運営側のメリットをご紹介します。入金消込作業が不要クレジットカード決済にすると、参加費の決済情報はすべてシステム上でデータ管理できます。データで参加者リストと決済情報を照らし合わせられるので、面倒な入金消込(けしこみ)作業は不要です。入金消込作業を手作業で行うと、時間がかかるだけではなく、膨大で煩雑な確認内容にどうしてもミスや未入力が起こりがちです。自動で決済情報を照らし合わせることで、大幅に運営側の工数が減るだけではなく、確実な照合ができ人的ミスが減らせます。学会当日の対応が楽になる学会当日の運営の対応も楽になります。事前に参加費決済は済んでいるので、学会当日に会場で参加費を徴収する必要がありません。当日会場で参加費を集めると、おつりの小銭を準備したり、集めた現金の管理に注意したりする手間があります。その点事前に決済が済んでいれば、当日は受付をするだけでよいので工数も手間も減り、運営側の負担が減るでしょう。参加者数の事前把握ができる事前にクレジットカードで参加費決済しておくことで、決済情報をシステム上で確認でき、学会の参加登録者数を把握しやすくなります。人数が明確になると、当日の会場設営準備や座席の準備もしやすくなるでしょう。また事前に参加費を決済しておけば、学会直前のキャンセル率を減らせるといわれています。決済時の人的ミスが起きない現金で参加費を徴収すると、現金の金額を間違ってしまう恐れもあります。クレジットカード決済では、間違った金額での支払いはそもそもできないので、決済金額を間違うことがありません。学会参加費をクレジットカード決済にするメリット(参加者側)続いて参加者のメリットも解説します。これらのメリットがあることで参加のハードルが下がり、より多くの参加者が申し込む可能性もあります。銀行やATMまで振り込みに行く手間が省けるクレジットカード決済なら、場所や時間を選ばずいつでもどこからでもインターネット上で決済できます。自宅でも決済できるので、振り込みのためにわざわざ外出しなくて済みます。海外参加者も振り込みが楽にできる海外からの参加費決済が楽にできるのも大きな利点です。海外から学会に参加する人は、日本に参加費を振り込まなくてはなりません。その際銀行間の外国送金をすると、外国送金手数料がかかります。手数料の金額は銀行によっても異なりますが、1回の送金で数千円ほどになり決して安くはありません。クレジットカードで決済すればクレジットカードの決済手数料だけで済み、外国送金よりも手数料の金額を抑えられます。学会当日に参加費を持ってくる必要がない学会当日に参加費を持参しなくて良いのもメリットです。現金だと、お札や小銭をちょうどそろえて持参するのは手間ですよね。そのためにATMで現金をおろす手間もあります。クレジットカード決済なら、事前に参加費を支払い済みなので、当日わざわざ現金を用意する必要はありません。これだけでも気軽に参加しやすくなります。クレジットカードのポイントが貯まるクレジットカードで決済すると、参加費を支払った分のクレジットカードポイントも貯められます。クレジットカード決済のポイント還元率は0.5~5%くらいが多いので、1回で貯まるポイントは数ポイントかもしれません。しかし同じ金額を振り込むなら、現金や銀行振込より少しお得感があります。学会参加費のクレジットカード決済サービスの選び方のポイント6つ運営側、参加者側両方のメリットがわかったところで、クレジットカード決済サービスを選ぶポイントを6つ解説します。対応しているクレジットカードブランドはどこか?まず確認すべきは、決済に対応しているクレジットカードブランドの種類です。特にクレジットカードの5大国際ブランドといわれる、VISAMastercardJCBAmerican ExpressDiners Clubにできるだけ対応していると、使っている人口が多く便利です。さらにこれらのブランドは海外からの決済もしやすく、海外からの参加者にとっても良いでしょう。決済手数料はいくらか?決済手数料がいくらかも確認しましょう。決済手数料とは、学会運営側がクレジットカード会社に支払う手数料です。参加者が参加費をクレジットカードで決済すると、参加費から所定の割合の決済手数料がクレジットカード会社に支払われます。サービスによって決済手数料の割合は異なりますが、目安として3~5%ほどかかるところが多いです。初期費用や月額料金はかかるのか?クレジットカード決済サービスを導入するにあたって、初期費用や月額料金がかかるかもチェックポイントです。サービスにもよりますが、初期費用は無料が多いです。月額料金は無料のサービスもあれば、3,000円ほどかかるサービスもあります。セキュリティ面は安心か?クレジットカードの情報は重要な個人情報です。決済するにあたって、不正利用防止の対策がしっかり取られているかもチェックしましょう。例えばクレジットカードで決済する際に、カードのセキュリティコードの入力を求めたり、3Dセキュア(本人認証サービス)を使ったりする決済サービスもあります。セキュリティコードは、クレジットカードの裏面に印字された3~4桁の番号です。実際にクレジットカード本体を手元に持っている人にしかわからない番号なので、カードの不正利用を防ぐ効果があります。3Dセキュア(本人認証サービス)は、クレジットカードの所有者が事前にパスワードを設定しておき、決済のときにそのパスワードを入力するものです。正しいパスワードを入力しないと決済が完了しないので、他者による不正利用を防げます。このように二重三重で不正利用の防止対策がされていると、決済の安心度が上がります。英語にも対応しているか?決済画面が英語に対応していることも重要です。学会は海外からの参加者も多いので、日本語だけの決済画面では決済ミスが起こるリスクがあります。安心してスムーズに決済するためにも、英語に対応しているかは必須です。返金の手続きは簡単にできるか?参加費を決済済みでも、やむを得ない事情で急遽参加をキャンセルする参加者の方もいます。すでに決済された参加費を簡単に返金できるかも大切です。例えば決済サービスの管理画面上で、参加者を選択してワンクリックで返金手続きができる仕様だと便利です。「らくらくカンファレンス」ならクレジットカード決済だけではなく学会運営準備を一元管理参加費のクレジットカード決済システム導入を考えているなら、「らくらくカンファレンス」がおすすめです。らくらくカンファレンスでは、クレジットカード決済と銀行振り込みの2つの決済方法が選べます。運営者はシステム上で決済ステータスの管理ができ、面倒な入金消込作業は不要です。利用できるクレジットカードブランドは、VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubの5大国際ブランドすべてOKです。簡単にクレジットカード決済ができるだけではなく、演題登録や当日の交流、ポスター発表閲覧、会期後のオンデマンド配信まで、学会開催前後の準備をすべて1つのシステムで完結できます。詳しくはこちら▼らくらくカンファレンス|クレジットカード決済から会期後のオンデマンド配信まで一元化した便利なシステム